文部部科学省による長野県のセシウム降着量が発表されました。
11月11日に文部科学省より長野県の航空機モニタリングによる放射線の測定結果が公表されました。(詳しくは文部科学省(米国エネルギー省との共同を含む)による航空機モニタリング結果 | 文部科学省を参照ください)



この公表の件の新聞発表などで「汚染マップ新たに6県分公表 岩手県一関市や奥州市、長野県佐久市、軽井沢町、佐久穂町と山梨県丹波山村などの一部地域で、セシウム134とセシウム137を合わせて、1平方メートルあたり3万ベクレルから10万ベクレルを計測した」 という記事をご覧になられた方もいるかと思います。佐久穂町の名前が出ています。先日も隣の佐久市で高濃度のセシウムを含む野生きのこが発見されたばかりです。「野生きのこ」の摂取等の自粛について | 佐久市ホームページ
佐久穂町も佐久市も群馬県との県境に位置しており、秩父山脈を境にしております。この秩父山脈にぶつかった放射能の一部が峰を超えて長野県内の県境付近に降着したようです。
右の図は文部省より発表された地図の佐久穂地域の切り抜きです。長野県の地図ですので隣の群馬県は着色されていません。
特に青く濃い部分が問題の地域です。いわゆる県境の山岳地域のホットスポットになります。赤い点があさひや農場の位置です。
雨が降るところは雨が降るけど、雨雲の来ないところは雨は降りません。そんな感じで佐久穂町の山岳部のごく一部には放射性物質が降着しましたが、町内のほとんどの地域は問題ないように思われます。
あさひや農場はこれらの秩父山地から千曲川を挟んだ八ヶ岳山麓に位置し10km以上離れており、実際に地元学校の校庭、もしくは近隣農場の土壌からはヨウ素とセシウムの2種の合計値が土壌1kgあたり100ベクレル以下と国の基準値より大幅に低い値になっております。

このセシウムがこれらは地表面の数値ですので耕すことでさらに濃度は薄まります。地域の野菜からはもちろん、あさひや農場の野菜をかなり厳しい検出限界4ベクレルで調べても放射性物質は不検出でした。土壌から野菜へのセシウムの移行度合いは実際にはかなり低いため、現在の当地域の農業地帯の土壌状態では農作物が汚染されることは無いように思われます。

あさひや農場の農産物の検査結果、地元小学校の校庭放射性物質検査結果は下記記事をご参照ください。
あさひや農場の放射能概況 | 有機農場あさひや~どぶろぐ~

新聞報道などで佐久穂の名前が出たましたし、もちろんこの地が全く汚染されてないとは言い切れません。そういったことで不安になられる方もいらしゃるかとは思います。

しかし大事なのは「程度の問題」ではないでしょうか?

例えばあさひや農場の野菜は農薬を使っていません。しかし全く農薬成分が付いてないわけではありません。当然周辺からの農薬飛散してくる成分もあります。とはいえ「農薬をかけてる」のと「農薬成分が飛散してきて付いたかもしれない」とでは浴びる農薬の量は桁違いに違うわけです。これを「農薬がかかってる」というのは間違っていませんが、それよりも大事な事は「ほとんど無視出来るくらいにしか付着してない」ということです。

「あるか」「無いか」という絶対的な視点ではなく、

「どれくらい」という相対的な評価をして行かないと

この世界はどんどん生きにくくなってしまわないでしょうか?

何でも「完全」を目指してもキリが無いように思われます。「程度」を見極めて今後もあさひや農場とお付き合いいただければ幸いです。