最後の出荷の週になりました。

この1年あさひや農場の有機農業を支えていただいた皆様には感謝するばかりです。

本当にありがとうございました。

 

今年は東日本大震災・原発事故と太平洋戦争以降最大の大惨事が起こり、多くの方が亡くなり、肉親を失い、郷里を追われ、不安の中過ごしました。

そういった中で東北からのお客様も今年度になってあさひや農場の定期便をご契約して頂きました。こういった災禍が理由でお客様が増えるのは複雑な思いがありますが、逆に従来のお客様、特に西日本からのお客様も辞める方もなく続けていただくこともあり、信頼にはお応えしていきたいと改めて思った1年でもありました。

 

あさひや農場はもともと私たち夫婦が始めた農場です。

親に継げと言われたわけでも、会社の命令でやっているわけでもありません。

先祖代々の重みとか会社の方針とか命運とかそういう重いものを背負っていたわけではありません。

単なる「有機農業がやりたいから始めた」という個人的なワガママから始まった農場です。

しかし今ではもう、信頼していただけるお客様の「食」を預っていると言う重みがあります。

これは伝統とか社運とかなんかよりもずっと重い物に違いありません。

来年もぜひお客様の食をお任せ下さい。

 

来年の放射能対策など

あさひや農場も放射能の来襲はほぼ免れたとは言え、山ひとつのギリギリの所で農業をしています。また来年からは今年の材料を使った有機肥料を使い始めることになります。

今年は空から降ってくる放射能を気にすればよかったのに加えて、肥料からの放射能混入を気にする必要があります。

現在各肥料会社に肥料の放射能測定の結果や対策を問い合わせ、対策を練っているところです。
有機肥料というものは、特に堆肥は通常の慣行農法でも有機農業でも使われる重要なものです。

有機肥料とは、原料が落ち葉にしろ、米ぬかにしろ牛糞にしろ、自然界の有機質を発酵腐熟させ分解させるために自ずと成分濃度が濃くなります。

当然、原材料に放射性物質が含まれていればそれも濃くなります。

そしてまたそれが畑に散布されると土と混和され放射能の濃度は薄くなります。

この流れの中で最も放射能が濃くなる肥料の段階でどこまでベクレル数を許容するか、そこがポイントになります。

この点を春までに見極めてみたいと思います。

 

来年の作付けについて

またこの1月には2012年度に蒔く種も決定します。

どんな野菜をどれくらい、いつ作るのかも決めます。

この点に関しては1月2月には決まってしまいますので、作って欲しい野菜やたくさん欲しい野菜のリクエストなどありましたらお早めにご要望を出していただければと思います。