1998年にあさひや農場が開場して以来、有機農場には珍しくあさひや農場は訪れる人や研修生の少ない場所でした。

それ
でもあさひや農場に1週間ほどの短期研修に来る物好きは何人かいまして、

その内の
何人かが独立して同じように有機農業を営んでいます。

その独立した農場のさらに研修生が今週あさひや農場に研修に来てくれました。

私のところに研修に来てた学生のそのまた研修生を受けて年月の流れを感じるところです。

研修を受け入れるといっても、

私の方も他の農場のことや今の若者の考え方などに触れるめったに無い機会なので

むしろ私のほうが色々根掘り葉掘り聞いて学ばさせていただいています。

 最近の新規就農者は30代まで夫婦で都会で稼いできて資金と人脈を様々な社会技能をつけてきた方が多く、

そういったパターンが成功しやすいと書いたことがありますが、

あさひや農場に来る研修生は若者が多く、突飛な発想や思い切ったことをしようとする人が多いです。

今回来た研修生も「農業がやりたくて大学を1年で中退して農業研修を始めた」という突飛な女性です。

「あちゃー!!もったいない!」

「てか!これから就農資金はおろか生活費とかどうするの!?」とか

私でさえ普通にそう心配してしまいます。

しかし、彼女の師匠である彼女の研修先の農場主も同じように突飛でしたし、

まあよく考えれば彼を受け入れてた僕も当時からすれば有機農業で新規就農するなど周囲からすれば「突飛」だったのでしょう。


そういう系譜もあるので、もういちいち社会の常識みたいなもので若者に意見しようとは思わないのです。

そういうのは他の周囲の人が沢山してるんでしょうからね。

  賽は投げられたのです。

そりゃ後悔することもあるでしょうけど、

その選択が間違ってなかったことはこれから彼女が証明すればいいわけです。

そして周囲の人間としもそれが失敗だったことではなく成功だったということのためにサポートしたいものです。

ただし、「突飛」だからって誰でも応援するわけじゃありません。

どんなに突飛でも基本的なところで「まじめ」じゃないとダメです。

言葉使い、熱心さ、探究心の多さ、礼儀、作業中のちょっとした振る舞い。

若者だからそういうものが完璧であるはずではないのだけど、そこに通じる根の「まじめさ」があるからこそ、

こちらも「勝手にすれば?」等と思わないのです。


いきなり電話で

ある程度年齢を積んだ方でも


「自分、就農を考えてるんですけど、いま近くまで来てるんで、畑を見たいんですけど、農場はどこなんでしょうか?」

とか聞いてくる方もいらしゃいますが、

そういう「突飛」なだけのかたは例外なく会いもせずお帰りいただいてきました。

そういう所って大事ですよね。

  静かで真面目だけど、熱いハートを持っている彼女にはぜひ自分の道を築いていって欲しいと思います。

週間の短い間だけどお互い色々学べれば幸いです。

というか、うちの子になっちゃえばいいのに!

彼女のお陰様でかなり仕事がはかどりました。(そんな農場です

研修生を送り込んでくれた「あいよ農場」に感謝です。