この他に350pクラスの分厚い資料「農薬概説」と「農作物害虫・雑草防除基準」がついて受講料2500円



農薬管理指導士 – Wikipedia
2日間の講習と最後に試験でした。合否結果はお役所仕事なので3月末になります。
農業従事者、農薬販売業者、防除業者、ゴルフ場業者が対象の資格ですが、農家で持ってる人は殆どいません。
私の周辺にもいないし、試験会場でも私が呼びかけた農家仲間2人以外は殆どが農薬販売業者、防除業者、ゴルフ場業者になります。
農薬販売業者、防除業者、ゴルフ場業者は仕事で必要になるのですが、農家は特に仕事で必要になることはない資格です。
「農薬撒いてるんだから必要では?」とか思うかもしれませんが、あくまで農薬管理「指導士」の資格ですので「使用者」には不要です。

農家が「農薬の適正な使用」をするには、単純に農協指導員や農薬メーカー、農薬ラベルの指示を守っていれば間違いがありません。
間違えるとしたら、農家が勝手なことをやってる時であって、それでさえも残留農薬検査やもともと農薬の安全基準が厳しいのである程度安全性が保てるようにはなっています。
これは、私達が子供を育てるからって「教育基本法」や「児童福祉法」を熟知したり、何かの資格を持ってなくても、
だいたい社会の中のルールや各方面のプロ(お医者さんやら保健師さんやら先生)の指示に従ってればそんなに大きく道を踏み外す事がないのに似ています。

もちろん「農薬の適正な使用をして上手に使う」のはまた別の技術で、農家は「安全に農薬を使用できる仕組み」の上にそれぞれの研鑽された技術を乗っけていくのです。
これも「子供を安心して育てられる社会」があるからこそ、子供にいろいろな夢や希望を与えることができるのと同じです。

私が今回、農薬管理指導士の資格を取ったのは3つ理由があります。

1つは勉強が足りないから。
去年からいきなり有機農業から農薬農業に転向したわけです。
普通なら親元や農薬農家の下で1年位は研修を受けて農薬を撒き始めるのですが、私にはそれがない。
そういうわけで、「農薬べからず集」みたいのも叩き込まれてませんし、農薬に関することなら手当たり次第勉強しておきたい年頃なのです。

2つ目は有機農業時代の習性から。
有機農業からすると慣行農業は本当に恵まれています。国・学界・企業と総力を上げて慣行農業は支えられています。
慣行農業には農薬に関する深い知識がなくても安心して農薬を撒ける仕組みができています。
比べれば有機農家は全く孤立無援の中、暗闇を手探りで進んでいるようなものです。
羅針盤が必要ですし、まずはその羅針盤から手作りしなければならない。
そういう中では有機農家自身が農業、いや、それ以前の生物学や物理学から勉強しないといけない。
そこまでやってなんとか第一歩を踏み出せる世界なのです。
だから、もし、国が税金で「有機肥料管理指導士」とかやってくれるのなら、
たとえそれが肥料会社向けの講習であっても、殆どの有機農家は受講するでしょう。
それが有機農家です。その習性は私にまだ残っているのです。

3つ目は物言う立場としてです。
私の場合、ブログも書きますし、FBでも色々いいます。
(実はリアルではお会いした人5万人が5万人言うくらいの物静かでジェントルですねっていうくらいの穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めたネット弁慶です。)
そういう時、あまり間違ったいうと「それ見たことか!」と逆襲されるので1次情報にはあたるようにしてるので、
こういう法的なことはサラッとマスターしておきたいのです。
また、今後スタッフなどに物を教えるときも相手は素人なのですから、
農薬についてわざわざ言葉を考えて教えるよりは、この資格取らせるとか、教科書読ませるとかからスタートできます。

講習内容ですが、基本的には法的なことがメインでした。
農薬取締法から毒劇法、食品衛生法、植物防疫法、環境基本法、水質汚濁防止法などなど多岐にわたり、
知識として農薬開発、農薬の安全性、散布法、病虫害雑草の基本的な知識と農薬効果などを学びます。

最後の試験は、良くある受かるためのテストで、1時間50問 5択問題で70点以上が合格、
県ごとに問題は異なり、難易度も違います。2択の県もあるので長野県は難しい方かな?
知識を問う問題というよりは「それはやっちゃだめだろ」という常識があれば解ける問題や科学というより日本語や確率が問われる問題が多かったです。
簡単に言えば下記のような感じです。ABCDがなんだかわからなくても答えはだいたいわかりますよね。
問題、Aについて正しいのはどれか
1 AはBでありCでありDである
2 AはBでありCでありDでない
3 AはBでありCでなくDである
4 AはBでなくCでありDである
5 AはBでなくCでなくDでない