農業を思いっきりしよう!有機から慣行へ転換した農場について

あなたの体になる野菜は何でできているのか

植物を作る、そして人間の肉体さへも作る、生き物に欠かせない四大元素は炭素・水素・酸素・窒素です。そして、それらを活動させるエネルギーの源は太陽の光です。植物は太陽エネルギーを使って大気や、水、土の養分から必要な元素を摂取して生命を維持しています。そして植物を食べる人の体を構成する要素を作り出します。

あさひや農場の野菜たちのエネルギー源と四大元素はどんなものか、そしてそれらを享受するダイナミックな環境はどんなものかについて御説明します。

光 太陽にちかい高原の陽射から

誰もが中学生のときに学ぶことですが、太陽からの光エネルギーを植物は葉の葉緑素で電気エネルギーに変換します。植物は自然界の太陽光発電パネルです。この植物の生み出す電気エネルギーこそ全ての生命のエネルギーの源になります。植物がこのエネルギーを栄養として閉じ込め、それを食べる動物などもエネルギーとして利用できます。光が生み出す光エネルギーの貯蔵庫を炭水化物と呼びます。

あさひや農場の位置する佐久地方は晴天率が高く太陽光に恵まれています。特に標高の高い高原では昼間の強い日光で盛んに光合成を行い作物は糖をたくさん生成します。夜は涼しく呼吸が抑えられるので糖の消耗も抑えられます。この強烈な太陽と寒暖差こそが高原野菜の美味しさの秘密なのです。

炭素 生命の肥料 有機肥料から

植物や木を燃やすと炭が残ります。植物の大部分は炭素からできています。空気中の二酸化炭素から光合成によって炭水化物に変換されます。炭水化物は糖やビタミンCや食物繊維の原料となります。人間がこれを食べ呼吸して消費します。人間が出した二酸化炭素はやがてまた光合成で植物に取り込まれるという循環が行われています。二酸化炭素はふんだんにあるので特に施用する必要はありませんが、あさひや農場では炭水化物の形でも葉や根から吸収させています。必要なのは良質の炭水化物です。食物酢がその代表で天気が悪く光合成ができないときなどは特に酢の葉面散布や潅水で炭水化物を補給しています。また有機栽培の特色として有機アミノ酸の直接吸収により根っこからも炭素を吸収させるようにしています。こうすることで炭水化物の含有量の多い作物を育てるよう心がけています。酢も有機肥料も元を質せば生命が由来です。生命がまた次の生命の体を作っているのです。

水素 水源地の冷たく澄んだ水から

水が水素の原料です。光合成で水を電気分解してできるのが水素です。そのままだ爆発する強力なエネルギー源です。危険ですので植物は二酸化炭素の炭素とくっつけて炭水化物にします。水はまたエネルギー源であるとともに植物でも人間でも体を形作る一番大事なものです。

あさひや農場の位置する八千穂高原は水源地域としても有名です。特にあさひや農場の水は信濃川上流に位置する大石川の清流からの用水や八ケ岳の標高1200mの駒出池から地下水路を通ってきた水など特に澄んだ水に恵まれており、これらを積極に潅水に利用しています。

酸素 八ケ岳の凛とした大気から

炭水化物CHOの最後の原料が酸素です。甘い砂糖も酸っぱいビタミンCも食物繊維も炭素と水素と酸素の組み合わせでできています。糖分や食物繊維にはたくさんの炭水化物が必要です。ですからたくさん光合成が行える晴天が続けばトウモロコシもトマトも甘くなるし、雨天が続けば甘みも不足しトマトは酸っぱかったりもするのです。有機栽培では炭素同様有機質肥料からも炭水化物として供給されているようです。

窒素

植物でも動物でも細胞は窒素のアミノ酸やたんぱく質からできています。炭水化物CHOは単なるエネルギーですがこれに窒素Nが付くことで生命の基本構成要素のN-CHOアミノ酸になります。炭水化物がエネルギーや入れ物だとすると窒素こそが生命の元素と言ってもいいかもしれません。農業では窒素は肥料として一番多く投入されます。有機栽培と通常栽培の一番重要な違いをたった一つ上げるとすれば、この窒素をどのような形で投入するかに集約されます。有機栽培では窒素を有機態窒素で施します。有機態窒素とはタンパク質やアミノ酸のことで炭水化物付きの窒素になります。堆肥や魚粉、米ぬか、油粕が有名です。一般栽培では主な窒素源を化学肥料の無機態窒素として与えます。

堆肥には窒素と炭水化物と有効菌がたっぷり入っています。

堆肥には窒素と炭水化物と有効菌がたっぷり入っています。



あさひや農場で与える有機肥料は魚液、米ぬか、植物残渣などからできたアミノ酸肥料や牛糞や鶏糞、藁、キノコ廃菌床などからできた堆肥肥料になります。これらは病原菌の餌になることもあるので前もって放線菌や納豆菌などに占有させてから土壌に施します。お豆腐は腐りやすいけど納豆やお味噌はいつまでも持ちますがこれと同じ理屈です。全ての有機肥料はJAS有機認証に適合するものを利用しています。
慣行農業に移行後は化学肥料とうまく組み合わせて肥料設計を立てていきます。

野菜を形作る主な元素4つとそれを活動させるエネルギー以上のようになります。野菜や人には他にもミネラルが必要になります。


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