自動車の運転規則
農場で働く多くの方は、日常的に街乗りでAT乗用車を運転される方多く、マニュアル車はもちろん軽トラや幌付きのトラックに不慣れな方も多いです。また圃場内や山間部の道路走行では舗装された市街部を走るのとは違う条件が加わります。
こういった状況に慣れてもらうために、そして慣れすぎてしまわぬように農場として一定のルールを設けますので、よく読み遵守するようにしてください。ルールを守れば守られます。逆にルール違反を伴う故意・過度な過失による損害に対しては賠償をお願いする場合があります。
1.交通法規の遵守
- すべての交通法規を遵守し、免許保有者として自己の責任で運転を行うこと。
2. 速度規制
- 国道・広域農道以外の道路では時速40km、集落内では30km、圃場内では10km以下とする。
- 特に頭無・松井地区及び月夜原農園内の野菜生育中の畑に隣接する道路を走る際は砂埃を立てないように走行すること。
- 確実に、前方の車の意思表示がない限り追い越しはしない。(ノロノロ運転の山菜採りとか、トラクターとかむやみに追い越さない)
3. 発進方法
- 常に1速発進を行うこと。ただし、特殊な状況(泥にハマったときなど)を除く。
- ギヤ切替時以外はクラッチから足を離し、半クラッチ状態を2秒以上続けないこと。
4.山間部での運転
- 道路両脇には枯れ葉などに隠れて、溝や岩、鉄板などが隠れていることがあるので、路肩からは十分な距離を保って運転すること。
- カーブの先に対向車が来ていることを意識して運転を行う。
- 対向車とのすれ違い時は路肩に寄りすぎて側溝に落ちること無いよう気をつけ、自信がない場合停止して相手車に通り過ぎてもらうのを待つこと。
5. 後進時の確認
- 圃場内・出荷場でバック時は必ず誘導をつけるか、事前に目視して進路を確認すること。
6.幌付きトラックの取り扱い
- 幌付きトラックは移動時は幌扉を閉めるか、補助員をつけること。これは荷崩れや幌接触事故を防止するための措置である。
- 幌付きトラックの幌扉を開けるときは、十分に手で押さえゆっくり開けること。閉める際は他の人が手などを挟まないように声を掛け合って閉めること。
- 道路走行時は幌のゴムバンドを全て掛けること。
7. 降車時の手順
- 降車時はエンジンを停止し、サイドブレーキをかける。坂道ではバックギアを入れ、前輪は安全な方向に曲げておくこと。
8. 圃場への進入
- 圃場に入る際は一旦停止し、進入路から入ること。畔などからの進入は行わない。
9. 通路の利用
- 圃場内では許可なく通路以外を走らないこと。
10. 四駆の利用
- 圃場内では四駆にし、基本的に1速で走行すること。
- 一般道路を走行する際は、降雪・凍結時以外では四駆は切ること。
11. 異常時の報告
- 車両を破損した時、 車両から異音や異臭がするときは速やかに管理者に報告すること。
12.事故発生時の対応
- 側溝に落ちたり、泥にはまったりしたときは無理をせず速やかに管理者を呼び出す。事故が発生した場合も速やかに管理者もしくは関係連絡先に連絡すること。
- 人身事故などでは必要な救命措置を行うこと。
- ダッシュボードの車検証入れに自動車共済の用紙が入っているので、事故対応係に相談するのも良し。
13.作業終了後
- 仕事が終わり車両を降りる際は窓を締め、鍵を抜くこと(バッテリーあがり防止)
14.その他
- 運転時は視界を妨げるサンバイザーやフェイスガード、夕方のサングラスなどを外して運転すること。