ベビーコーンに宿る太陽もしくは生命の炎
一番初めに蒔いたトウモロコシの穂も出て、小さいベビーコーンがつき始めています。
今週からベビーコーンも野菜セットに入り始めます。
食べ方は皮ごとオーブンで焼く(写真)や軽く茹でてから水気を切ってバター醤油炒めなり、
べーコン巻き、八宝菜に入れたり。
そして最も原始的で簡単なのが生で頂くですね。
私は朝めし前の収穫なので収穫しそこねて折れてしまったものなどはその場で頂いてしまいます。
タケノコのように内側の若い葉っぱもそのままいただけます。
独特の甘酸っぱい味がクセになります。
完熟したトウモロコシは子実しかいただけませんが、
若いベビーコーンだと子実だけでなく軸や若葉までも頂けるんですね。
しかも甘酸っぱい。
これは子実だけでなく熟も葉っぱも若い頃は糖分や酢っぱい物質が多く含まれていたことを示しています。
糖分や酢は炭水化物の一種です。
炭水化物が糖分として最終的に蓄積されるのがトウモロコシの甘い実で、
炭水化物が硬い食物繊維に変わっていってできるのが硬い軸や葉っぱですね。
炭水化物の基本的な構造は炭素と水素と酸素でできています。
原料は水と二酸化炭素です。
どれも尽きることなくそこら辺にある物質ですね。
これを炭水化物に化合できるのは、地球上では唯一「光合成」という機能です。
この機能があることで地球上のほとんどの生き物は炭水化物を得ることが出きます。
まさに生命の源です。
高野山福楽寺の加藤高映住職が「落語などに出てくる人の生命をロウソクの炎に例える話はよく出来てる」とおしゃっています。
「炎の燃焼も人の呼吸も酸素取り込み二酸化炭素を出す、つまりどちらも『燃えている』ということです。
ロウソクの炎はその火が消える瞬間まで、周囲に光を灯し、温めてくれます。私達の生命もこの炎のようにありたいものです」と。
(高野山の時間(2011.12.3放送分)加藤光映(福楽寺住職・本山布教師)法話「諸行無常」 ) より
私は熱心な宗教者とかではありあせんが「お坊さんの話は為になる」くらいの気持ちで収穫中とかスマートホンでこういった放送を聞いてるのですが、やっぱり上手い事を言うなーと感心してしまいました。
しかし農業者として付け加えるならロウソクの蝋も人が呼吸に必要とするエネルギー源もどちらも植物由来の炭水化物です。
それこそ太陽の炎がエネルギーとなり地球に到達したものを二酸化炭素と水で取り込んだ太陽の炎の塊と言ってもいいでしょう。
ベビーコーンの若い葉や軸はまさに出来立ての炭水化物です。
ぜひそんな意味も感じていただきたく、出来れば生でパクっと!
まあ、ベビーコーンから得られるカロリーなんてほんの僅かなので人生の命の炎を燃やす程には至りませんが、
一日笑って過ごす時の笑うことに使うエネルギーとかにはなると思います。
ぜひぜひ。
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7月12日発送の野菜セットは、ナス、キュウリ、スナップエンドウ、春菊、法蓮草、キャベツ、大根、ズッキーニ、サニーレタス、Lセットはこれに玉ねぎ、ニンニク、エンツァイ、葉人参、ミニトマトが加わりました。ようやくナスも出始め夏らしくなって来ました。次はピーマンです。
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