創業から今まで
あさひや農場は1998年に開場した新規就農者の農場です。
長野県は八ヶ岳東山麓に広がる八千穂高原の古い空き家を借りて都会から来た新婚夫婦で起業。
起業と言っても当時は「有機で宅配でなんとか暮らせればいいな~」くらいの軽い気持ちではじめました。
農地も家からはだいぶ離れた小さくてアメーバ状の不定形であっちこっちに飛び地している農地ばかり。
石だらけ、湿気っ地だらけ、日陰だらけ。
家も隙間だらけの廃屋をお願いして借り、電気水道ガスがない、家の中にテントを張って暮らす状態から始まりました。
それでも集落の役を請け、消防も幹部、最終的には分団長まで務め、なんだかんだやっていくうちに有機農業も顧客が増え、流通業者にも出荷が伸び、経営も軌道に乗り、3人お子供に恵まれ家も新築することができました。
順調にお客さんこそ増えていきましたが、事情によりあさひや農場は町内を数箇所引っ越したり、農地が高速道路等様々な開発計画の予定地に当たったりしてなかなか落ち着いて農業ができず、人材投資や施設への投資もでき無かったこともあり、流通と個人宅配の掛け持ちも事務仕事の多さに難しくなってきました。
幸いあさひや農場は就農当時から町内の有機と慣行の新規就農者同士の垣根を外す役割を担ってきたこともあり、慣行農業にも魅力を感じていました。
「売ることよりも、本来の農業に集中したい。」
そういう思いから2017年に有機農業から慣行農業に経営の主軸を移しました。
当初は白菜メインの慣行農業市場出荷がメインで、一部の農地で無農薬での小麦、人参、ジャガイモ等を引き続き生産していましたが。
現在では白菜の出荷も市場出荷から契約出荷に主軸を移し、有機栽培部門も卸出荷メインに徐々に再拡大しています。
あさひや農場の農法
有機から慣行に軸足を移したと行っても、農法自体は有機時代とさして変わりません。
農薬に頼ることのない有機の技術はそのまま慣行農業に使えます。
植物の生理に適った有機の技術こそが基本であり、慣行の技術などは「おまけ」に過ぎません。
もちろん、あさひや農場の出荷先は「有機」かどうかなどは白菜契約出荷がメインですので、
その部分では農薬は使いますが、肥料は基本的に有機栽培のときと同じです。
また有機部門ではBLOF理論に基づく有機栽培技術を採用しています。
あさひや農場有機表示に関して
所在地
あさひや農場は長野県は八ヶ岳山麓の八千穂高原に位置します。浅間山が遠くに見える空気のきれいなところです。冬の寒さは厳しいですが、寒冷地ならではのたくましくておいしい野菜が作れます。
中部縦断自動車道があさひや農場が借りてた農地を沢山潰した八千穂高原インターまで来ています。
インター降りて5分ほどであさひや農場です。
よく、住所やら電話番号からあさひや農場に来ようと来る方がいますが、たいてい来れません。グーグルマップにあさひや農場乗っていますのでそれをご参照ください。
電車ですと北陸新幹線佐久平で小海線に乗り換え八千穂駅下車徒歩30分ほどです。
ただし、あさひや農場は観光農園などではないのでアポイントメント無しの訪問はお断りしております。
「いま佐久平まで来たんだけど、今日お邪魔していいですか?」とかもお断りしております。ご容赦ください。
住所連絡先詳細は下記「訪問販売法による表記」ページをご参照ください。
http://asahiyanoujou.jp/homon/
農場規模
農場といっても小さな畑が標高800m~1100mにまたがってあちこちに点在しています。
総面積は約50000平方メートルです。畑の枚数は20枚。総面積から畦とか引くとちゃんと耕せる土地は2019年の段階で約42000平方メートル。約8000平方メートルが作物を作ることのできない畦です。それでも就農当初よりはだいぶ農地条件も改善され畑も拡大しました。
遊休荒廃地問題が騒がれてますが、実際には農村では「使える」農地の奪い合いです。あさひや農場でも競合農家とのせめぎあいの中、そろそろ農地拡大も限界に来ています。面積の限界が来たら今度は反収のアップを目指していきます。
下記リンクは2017年の記事です。面積ではなく長さで経営規模を表してみました。
新規就農について(「土と健康」掲載記事)より
「就農して6年 矛盾を極めつつ。」 日本有機農業研究会発行 「土と健康」2003年Nо.353 6月号 より 新規就農6年目と言うことで、これからに新規就農者に向けてと言うこと...
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