葉と納豆
有機栽培でも法律的に使用が許されている化学合成農薬が幾つかあります。
あさひや農場ではそういったものも使っていません。
牛乳や焼酎、ニコチン液なども自然農薬などとして使えますが、そういったものも使っていません。
牛乳やら焼酎を防除目的で作物に撒く場合、役人的にはこれらは特定農薬として指定しています。
ですからそういったものを使う場合は無農薬にはなりません。
国としては無農薬とか無いことにしたいのでしょう。
ちなみにいまこのブログを農薬を飲みながら書いています。
化学合成農薬にしろ自然農薬にしろ、それを不要とする栽培こそが有機栽培の本質だと思っています。
作物が安心して育つ環境をサポートするのが各種有用菌になります。そのひとつが納豆菌です。
納豆は食べ残しをほったらかして置いてもカビません。
納豆菌を使った洗剤もあるくらいで納豆にはたんぱく質を分解したり他の菌を寄せ付けない力があります。
この菌で作物の葉っぱなどを覆うことで病原菌がはびこるのを防ぎます。
納豆菌はまったく特別なものではなく普通にスーパーで売ってる納豆をミキサーで砕いて、
栄養源となる糖蜜を加え、温度をかけて1番置くと増やせます。
美味しくはありませんが舐めることもできます。100円もあればけっこうな量の納豆菌液ができます。
これを「農薬散布機」で撒きます。一見すると「あさひや農場は農薬を撒いてる!」と思われがちですがマスクもしないで撒いていますし、
近くに来ればほんのり納豆の香りがすると思います。
野菜には納豆エキスが付いていますのでよく洗って御利用ください。