ズッキ全滅させて何が残る

大変申し訳ありません。

昨年に続きズッキーニがほぼ全滅です。アブラムシ多発によるウイルス病罹患。
昨年よりミネラルバランスと土壌の腐植に気を使い、高畝など土壌の物理性に気を使い、
雑草からのアブラムシを避けるために通路もシート張りといろいろ工夫したもやられました。


罹患した200株のほぼすべてを抜き取り生き残った20株ほどを定期出荷のお客さん用にとってあります。
200株植わっていた場所にその20株は点在してるので、耕すことも出来ません。
200株分のスペースを20株のズッキが第2弾のズッキーニができるまで占拠し続けます。

こんな状況をみて「なぜ農薬を撒かないのか?」地元の農家の方にも真剣に心配して聞かれます。
「JAS有機でも使用が可能な農薬があるんだからそれなら使ってもいいのではないか?」

「お客さんに直接売ってるんだから、むしろちゃんと説明すれば、こういう時くらい農薬を使えばいいのではないか?」

同じ農家として心配して助言していただいていること身に染みます。
どんなに反論しようともしてもこういった助言を受け入れない合理的な理由は私はひとつも持っていません。

しかし農薬を撒かない。
農薬が安全とか危険とかそういうことではありません。たぶんここでは撒くのが合理的。
たぶんお客さんも理解してくれるはず。

でも撒かない。


よく「有機農業とかまるで宗教」とか言われます。
嫌味で言ってるのでしょうけど、それはある意味正しい。
戒律といっていいかもしれません。

ズッキーニ全滅を戒めに律するしかありません。

誰が為でもなく自分の為。

色々失敗はあるけど、まずは自分を信じて野菜をとっていただいてるお客さんに満足して頂く。

再出発はそこからです。

 


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