先日の珪酸資材+ミネラル 成分単価比較 – あさひや農場の続き。

マインマグでは珪酸以外のミネラル量に魅力がない。どうしよう?というのを、

マインマグの営業さんと打ち合わせた結果、

私の方でマインマグを60kg入れると大体の畑で鉄・マンガン・ホウ素が十分入る量を計算して提案し、

マインマグの営業さんが工場に従来のマインマグからすると桁違いにホウ素とマンガンの量を多く入れた物の製造の可否と価格を調べてもらい、

2日ほどで可能という回答と価格を提示して頂きました。

単価もこれらを単肥ミネラルで足すこと考えれば若干高めになりますが。

鉄やマンガンなどの微量要素とホウ素とかマンガンなどの超微量要素をマインマグ一つで撒けるのは大きな魅力です。

特にホウ素は風で飛びやすい上に反1kgくらいしか撒かないので粒剤で均一に撒けるのは助かります。

詳細な成分量は部外秘になりますが、マインマグ60kgで標準的な量の鉄・マンガン・ホウ素が1反あたりに撒けます。

もちろんバランスの取れた肥料と言うのは、それ自体が畑の肥料バランスを崩す結果になりがちです。

肥料分が畑に入る分がバランス取れていても、収獲や降雨などで畑から持ち出される成分までバランスよく出ていくわけではないからです。

また畑によっては鉄やマンガンが多く残ってる畑もあるし、珪酸をもっと入れたいとか、季節により他のミネラルも強化したい。

そういうこともあるので、この改良マインマグはミネラルの設定を高めにせず、「これくらいなら過剰症も出にくいだろう」という量にしてあります。

有機栽培ならミネラルは上限に設定して病虫害に強くしたりしますが、

私たちには農薬という補助手段があるのでそこまでする必要ないのです。

ですからバランスが崩れたら、改良マインマグをベースに足りない分を単肥ミネラルで追加したり、

珪酸がもっと欲しければ改良していないマインマグを足すという事もできます。

この改良マインマグを急遽開発できたのも、利害の一致してるJA出荷グループだからこそです。

施肥管理、施肥体系、出荷先、栽培作物、出荷時期などが共通しており、「良いものさえコスト下げて作れれば良い」という点以外の拘りもありません。

これが有機栽培グループだと上のものが全部バラバラの上に有機栽培という制約があり、

更に「「良いものさえコスト下げて作れれば良い、というわけではない!」という拘りもそれぞれあったりなかったり。

なかなか利害の一致が見いだせなかったりします。

また規模も、格段に違うので特注ロットがすぐに達成できるという点があります。

今回で約20町歩ほどの改良マインマグを買うので十分な量です。

北海道からコンテナで来るのでコンテナ単位での買い付けになりますが、

多すぎても「そこら辺、こまけーことは良いんだよ!」で済みます。

検討から設計提案、マインマグの工場での検討、回答、そして発注まで1週間かかっていません。

特注品の製造に1ヶ月なので3月には十分納品間に合います。

ここらへんのスピード感はかなり気持ちがいいです。

さて、ここまで読んで、「その改良マインマグ、私も買えないか?」という方もいるかもしれませんが、

それは駄目です。この肥料はグループ専用です。

有機時代は、農家はオリジナルを目指すがゆえに、他農家と情報や資源を共有することは独占するよりもずっと有益なことでしたが、

慣行市場出荷に於いては農家がオリジナルでないがゆえに、オリジナルな情報や資源の共有は必ずしも有益ではないからです。

と言うか、ここまで情報が出ていて自分たちで動けないなら、それは駄目な証拠です。

成分情報も公開しませんが、ここまで書いてあれば自分で設計できるはずです。

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