佐久穂の有機農家GoldenGreen(耕平氏)の記事より。

ハチの大量死(CCD)は、残念ながら単一の原因で発生しているわけではない。単一の原因であれば、それを排除すればいいだけなのだが、原因は複雑でかつ致命的である。なぜ致命的なのか。それは現代の効率至上主義的な社会を否定するものだからである。

効率がいいというのは、20世紀における企業経営の最高の褒め言葉のひとつだろうけど、効率がいいというのは、最終的に決して効率がいいことではないよ(?)というのが本書の大きなメッセージなのだと思う。

このような問題の場合「~が原因だ」というということはよく言われ、しかも人によって採用している説がまちまちだったりします。

昨日の有機農家の勉強会でもこの話題が出ました。
ウィキペディアでは蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん、Colony Collapse DisorderCCD)と紹介され、

この中をざっと見るだけでも「疫病説」、「栄養失調説」、「殺虫剤説」、「電磁波説」「害虫予防のための遺伝子組み換え農作物説」、「ミツバチへの過労働・環境の変化によるストレス説などあるわけだけど、

そう言うのが発表されるたびにそれぞれが「これが最終的な結論」などと言い出すので私たちは常に俯瞰的な態度で見る必要があります。専門家は専門の分野でしか考えません。それぞれの専門家が出す答えを総合的に見ていくのが私たち一般人の役目です。

しかしいずれにしろ耕平氏の言うように人間生活の単純化効率化に密接に関わっているのは間違いないでしょう。

こういった原因の場合、「自動車の交通事故」の原因を探りだすのと一緒で答えを出したところで、

その命題の性から根本的な解決を実行するのは無理なものです。

もちろんそれでもするべきことはあり、「シートベルトを締める」「飲酒運転を厳罰化する」などの部分的対応は必要で有効であり、

また部分的対応だからこそ私たちが個人でもでき、個人でもやるべきなことなのでしょう。

とくにハチはなぜ大量死したのか でも紹介されている大面積のアーモンド畑の蜂たちのように極端な食の単純化というのは私たち小規模有機農家が貢献できることの一つなのでしょう。

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