有機表示よりおしゃべり優先な農場。種まき開始す。

2月20日の今日、2016年度の最初の種まきをしました。
毎年同じですが、2月から3月初旬までは先輩の慣行農家のハウスの一角をお借りして種まいています。
先輩農家も今日が種まき初日、法人のスタッフでわらわらと一気に種蒔いていました。
ハウス右側にずらっと並んでるのが先輩が今日蒔いた種。
あさひや農場のが手前。今日はレタス4箱、みさきキャベツ2箱のみだけ。
圧倒的な差ですね。

種まき終わって今日は雨だし飲むか!そんな感じ(僕は会議なので帰る)

種まき終わって今日は雨だし飲むか!そんな感じ(僕は会議なので帰る)

ちなみにJAS有機的には慣行農法と同じハウスで育苗するのはアウトです。
とはいえこの時期は慣行農家も育苗に農薬使いませんし、僕の土や播種道具と先輩のは別のものです。農薬をまいてない慣行農法の苗と別のハウスで育苗するのと同じハウスで育苗するのとでは皆さんにお届けする野菜への農薬の影響の差がどれだけあるのかはわかりませんが、
JAS有機認証は法律であるゆえにそこはしっかり分けるように求められます。
ただ、一緒に育苗することで省エネだったりもします。(エコ!)
何よりも、あさひや農場では他の農家と一緒に作業できるのは貴重な時間です。
今日もこの法人に働いているあさひや農場の元研修生に種の蒔き方とか教わってしまいました。
こういう時間が貴重なんです。あさひや農場にはおしゃべりが必要なのです。
(妻はスキーのテスト修行中)

そういう利点とJAS有機認証シールを貼るメリットを天秤にかけた時、
あさひや農場の今の経営では前者を選んでいます。
私のお客さんが求めてるのは有機シールではないことが明確ですし、
変なんとこに厳密になることは今のお客さんにも私にも大して重要ではないのです。
もちろんJAS有機認証を取らないのはそれだけの理由じゃないのですが、
それはまた別の時に。
そんなわけであさひや農場の野菜は有機野菜と表示ができません。
農薬も化学肥料も使ってませんが、有機表示よりも今は大事なものが結構あるのです。


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