小祝塾開催。皆さんゴチになりました。

3月1日2日と私個人で主催させていただいた小祝塾、大成功で終了しました。
ご参加いただいた各地の有機農家様ありがとうございました。
遠くは大阪、石川県、栃木・茨木と27名のご参加があり十分な収支ともなりました。
個人開催ともあり、人が揃わなければ参加費も高額になるし、ある程度は自腹も切るのかなという不安と、けっこう事前の情報共有に時間がかかり、
当初は
「長年お世話になった小祝さんの理論をもっとこの地を中心い広めたい」と始めた熱意も「なんで慣行農家の俺がこんなことしてるんだ・・・」という勝手な焦燥感にも陥ったりもしましたが、
結局熱い講義、熱い有機農家のメンバーの試行錯誤を聴いていると「やっぱりこの有機仲間の蒸し熱さ!懐かしいぜ最高!これだよ!これ!!」(熱すぎて暖房代が無駄になる)
「これだけのメンバー集めて、勉強までして、良いもん貰って、しかも余剰金まで入るって超ボロもうけ!」という感謝感謝の恐悦至極なわけです。

今回の参加者で一番新鮮かつ頭が垂れたのは、
石川県から参加された長屋農園の長屋さん。


石川県から参加された長屋農園の長屋さん。

退職後の新規就農数ヶ月にしてオーガニックフェスタパプリカ部門最優勝賞受賞。
小祝さんの理論で農業はじめて1年目でモンスター化する農家さん多いのですが、そういった例を始めた目のあたりにしました。
とにかく素直に理論通りにすべてやる。
これが、私のように農業はじめて数年後に小祝さんの理論に合う人がなかなか真似できないとこです。既成概念、今までの経験、そしてその時点で得てるものを失うかもしれないリスク、そして何より小祝さんの理論があってもそれを不可能にするその次代のインフラ環境、そういった物が邪魔してなかなか素直になれない。そう言うので私とか何年損したことか~~~
それに比べると無垢な状態素晴らしいです。
こう言う人がどんどん出てくると思うと恐ろしいです。

さて、
今回の講義、私が最後に受けた小祝塾からもう何歩もステップアップしてしまい。それだけで勉強になりました。それだけでなくそれぞれの農家が個別の相談を持ってきて共有しながら小祝さんや沢山の有機農家からアドバイスを受けられる状態だったので、私の場合もきめ細かく白菜の施肥設計や団粒管理のポイントまで指導していただき、結局の所、化成と中途半端だった施肥設計と決別することにしました。
つまり「う~ん やっぱ化成肥料の入る隙間ないな」ということです。

もちろん、地元の農家は化成肥料で十分に白菜作っていますし、私の白菜も有機で作ろうが化成で作ろうが市場に出れば値段同じなので、だったら安くて撒きやすい化成でよさそうなのですが、そこを有機肥料で通して
地元では「あいつは農薬半分くらいしか撒いてないのに、虫も病気もついてないなー」とか
店頭では「この白菜なんか棚持ちもいいし、お客さんお評判も良いんだけど誰のだ?」とか
契約出荷の漬物屋さんには「この白菜は歩留まりが良いし、漬けたてヘナっとしないのはなんでだろう?なんでだろう?なんでだ?なんでだろう?」とか踊ってもらったり。
もちろん有機肥料使った分農薬代と散布コスト浮かす状態に持っていきます。

まずはそういう状況を作る。
個が評価されない市場で評価される。
それを橋頭堡とする。
別に難しいことではない、新しいことをするわけでもない。
なんたって有機時代18年の自分が相棒なのだから


小祝塾開催。皆さんゴチになりました。” に対して2件のコメントがあります。

  1. 鈴木 より:

    こんにちは!
    私も、BLOF理論を支持している者ですが、肥料メーカーの社員であり、社内では反発も多いので、なかなか深く勉強ができていません。
    長屋さんが初めてBLOF理論の講義を受けたときが、私も初めてだったのですが、長屋さんの意欲やる気は素晴らしいですね!
    本当は、もっとたくさん勉強できる場が欲しいのですが、いつももどかしい思いをしながら、皆さんの報告を見ています。
    これからも頑張って下さい!

    1. あさひや より:

      鈴木さん せっかくコメントいただいていたのに承認ミスで表示していませんでした申し訳ありません。
      肥料屋さんでBLOF理論わかっていただいていると大変助かります。小祝さんも自分ちにない肥料とか、そのほうが入手しやすいなどあれば他メーカーのものも勧めていますし、こちらとしても肥料やさんとちゃんと技術的な理解を確認しながら肥料を買っていきたいのでどんどん肥料やさんにも浸透してほしいところです。
      ぜひ今後とも一緒に勉強していきましょう!

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