講演会 これからの有機の話をしよう
―いまを生き延びるための植物生理に基づく有機栽培理論―
~小祝政明の白熱講義~
2011年2月26日27日と長野県有機農業研究会の大会が開かれ、その基調講演に有機栽培技術をを科学的視点から解説する小祝政明氏にご依頼しました。今回の講演会はその導入部に当たる、「何故、有機農業に科学的視点を持つのか?」「科学的視点はどのように持つのか?」といった場所から入っていただきます。
有機農業は「作物にいいから」という理由で導入しているのに、なかなかうまく育たたず、収穫時には「有機だからしかたがない」ってなったりはしていないでしょうか?
そのままでよければいいのですが、それじゃマズイかなと思ってる有機農家さんはぜひ聞いていただきたいと思います。ここで学ぶのは決して〇〇農法という物ではありません。この世にある様々な農法を科学という共通用語で理解するための基礎的知識です。様々な農法がそれぞれの言葉と理論で語っていたものを同じ言葉で話せれば、よりよい相互理解と発展があるかもしれません。
長野県内の有機農家が勢ぞろいします
今回の大会は新規就農を目指す方にお勧めです。講演会の内容もさることながら長野県内外の有機農家が一同に介しますから、「有機農業で食べていけるのか?」という素朴な疑問を解決したり、研修先などを探すのにいい機会かもしれません。
もちろん有機野菜の提携先を探している業者様も農家探しにはいいチャンスです。講演内容も有機に限らず野菜を売りにするならぜひ知っておくべき基本的な知識を学ぶことができます。「なぜ有機が美味しいのか?」「どんな野菜が美味しいのか?」「どんな肥料がどんな役割をしているのか?」どれもこれもお客様の疑問に答えていくために必要な基礎知識ばかりです。
格安な料金、手作りの大会です
実行委員長は私です。長野県内でも「有機で家族を養っていく」有機農家が特に集中している地域の私と同じような農家たちが、仕事の終わったあと夜に「skype」で会議しながら作り上げました。今回は施設の利用料金も安いうえに、利潤を考えていない大会なので同種の講演会と比べて格安になっています。そのかわり場所的にかなり不便ですし、掃除やら宴会の準備後片付けやら風呂の順番やら皆さんをお客様扱いすることができません。同じ農家、学ぶ者として一緒に大会をつくりあげていただければと思います。
ぜひご参加ください。お待ちしております。
大会HPよりお申し込みできます。