白菜心腐れ。
昨年は6月に大いに悩まされました。
春の乾燥で窒素とカルシュウムが十分に吸われずに6月の結球期に突入しての降雨で一気に窒素を吸ってカルシュウムの吸収が追いつかないと白菜内部葉先が腐れる症状です。

思いっきりカルシュウム欠乏。(またはアンモニア態窒素過剰)厄介なのは中途半端な欠乏で結球内部にちょこっと腐れが生じるやつ。



もちろんカルシュウム分は十分に施肥してあります。春先の乾燥で「要素はあるけど吸えない」のが問題です。
この根本的な解決方法として春先の潅水があります。十分に畑を潤してカルシュウムも窒素も吸わせる。これは春の農地が田んぼなのでスプリンクラー設置などで対応できないことはないのでまず取り組むべき方法です。
この最善策は取り敢えずここでは置いておきます。
他の方法としてカルシュウム剤の葉面散布があります。これは昨年はブームスプレーヤー納品時期の問題で本来やるべき5月にできなかったので今年は対応できます。カルシュウム剤散布はカルシュウム剤メーカーやJAの指導、手元の栽培教科書でも勧められてる一般的な心腐れ対策です。
しかし、種苗メーカーのタキイの生理障害情報では明確に原因として”施肥の過多、特にアンモニア態チッソが多い時、あるいは土づくりを急ぎ、チッソ成分の多い、牛ふん堆肥などを多量に施用した時に発生する。”と書いており、そして対策として”チッソ施肥量を控える。品種間差も大きいので、品種選択も重要。症状発生部位を分析するとカルシウム含有率が低いが、カルシウム剤の葉面散布は全く効果がない。”とアンモニア態窒素とカルシュウム剤無効を述べてあります。
これは自分もそう思います。むしろ窒素どうにかしろと。
そこで振り返るのが、有機農業時代には春の心腐れは殆ど記憶に無いのです。栽培量も少なかったし、たまたま出なかったのかもしれないし、私が気づいてなかった可能性もあります。
慣行農業に鞍替えして使用してるメインの窒素分は化成肥料で、その硫安が原料でそれこそアンモニア態窒素です。肥料の散布性能やコスト、有機質肥料からの炭水化物補給による防御力を農薬で補うことを前提に化成肥料メインで施肥しましたが、これひょっとして春先だけでもアミノ酸態窒素でアミノ酸のまま白菜に吸わせたほうが心腐れには良いのか?と考えています。
炭水化物付きのアミノ酸態窒素であれば吸収された炭水化物を原料とした根酸も高まりカルシュウムも吸いやすくなる。
このアンモニア態窒素を減らしてカルシュウム吸収能力を高める施肥+潅水なら良くない?
そしてそもそもの原因が干ばつなのだからだいたい全国的または産地全体の問題で周りの農家も心腐れになる。その状況で自分だけ心腐れなければウハウハじゃない?
と考えたところで、「まあ落ち着け」と人様の意見を聞くのが重要なのです。
どうなんでしょう?

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