2019春の土壌分析結果に見る白菜圃場の傾向

今年の春の土壌分析終了。
白菜メインという作付けすると面白いように想定内の結果で圃場の様相が似てくる。
白菜はマグネシュウムが過剰になりがち。やはり収穫時にほとんどの外葉を落とすので収奪物に対して葉緑率が低い。食品栄養表など見てもほうれん草や小松菜などと比べて白菜はマグネシュウムの含有量が少ないが、そういうとこが反映されているのであろう。
今年は苦土おまけ程度で十分。
逆に白菜本体で思いっきり収奪されるのがカリとカルシュウム。これはマックスで入れていかないといけない。
何年も借りてる畑は概ね以上のような感じ。
借りて1年目は苦土欠。
今年はじめて借りるような田んぼは
石灰・苦土・カリ全部欠乏の酸性土壌で、鉄過剰!
これもしっかり施肥管理すれば数年で他の畑と同じような傾向になり過剰だった鉄もすっかり鉄欠乏になる。

ちなみに使用している分析グッズはドクターソイル。
分析キットはいろいろあるけど、
大事なのは絶対値ではなく相対値。
マグネシュウムの数値が実際に幾つあるかではなく、
その分析グッズでの数値が幾つで、それが前年や他の分析値とどう変わっているのか?その分析値で肥料をどれくらい入れたらどうなるのか?ということ。
良い分析グッズがあるのではなく、どれだけその分析グッズを使い続けるかのほうが大事だったりする。


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