東京や千葉の一部の地域のように、福島原発から遠く離れたところで急に放射線量が高くなる場所をホットスポットと言います。放射能が原発から同心円上に広がるわけではなく、その時の風向などの気象条件で放射性物質が思いもよらぬ方角へ流れ思いもよらに地帯に降着するのが原因です。このホットスポットがある程度の地域一帯を表すのに比べて、もっと身近な場所で特に放射線量の高い場所をマイクロホットスポット(ミニホットスポット)と呼んだりしています。

放射性物質であるセシウムなどは粒子であり、大きな元素なのでなかなか他の物質に吸着したり吸収したりされにくいのでしょうか、水に流れたり風に吹かれたりして、まるで公園の落ち葉のようにある一定の場所に吹きだまるようです。公園の落ち葉は樹から落ちた時はある程度まんべんなく公園全体に散らばりますが、時間と共に風でまわりの植え込みの下吹き寄せられたり、雨で低い場所へ流され側溝などに溜まったりします。このようにして公園の片隅の植え込みの下や道路脇の側溝や雨樋の下などに周辺より異常に放射線量の高いできるのだと思われます。

これはそこらへんい薄く散らばっている放射性物質を雨や風がまとめてくれているわけですから、考え様によっては上手くできているわけです。そういう場所に子供にむやみにそういった場所に近寄らないよう注意することが大事ですね。(猫とかはそういう茂みの下とか好きなので可哀想ですが)
これを同じように野菜に当てはめると注意すべき点が見えてきます。トマトや茄子などは表面がつるつるですからこういった放射性物質などは溜まりにくいですが、葉っぱ物は溜まりやすい場所があります。それは葉っぱの付け根です。

葉物野菜の葉の付け根には色々なものが溜まりやすいです。



小松菜やほうれん草、カブ、そして白菜、いずれも地際で一つに葉っぱがまとまってくっついていますから、普段でも泥ぼこりやカラマツの細かい葉っぱなどが貯まるのは葉っぱの付け根です。花粉の舞う5月下旬もここや、白菜などでは地面と葉っぱがくっつく白菜の寝際に黄色い花粉の粉が溜まってついたりします。野菜全体からは検出されないような微量な放射性物質も雨や夜露でこの葉っぱの付け根に貯まることは予想できます。野菜全体では葉っぱの付け根こそホットスポットになりやすい場所といえるでしょう。 もちろんあさひや農場の野菜はもちろん周辺地域一帯の野菜からは現在のところ放射性物質は検出されていません。そうは言っても未だ原発事故は収集のめどが付いておらず、様々な情報も不確定な状況では念のため葉っぱの付け根くらいはよく洗うか切り落としてもいいかもしれません。

原発事故がなくても、葉っぱの付け根は単なるホコリやゴミだけでなく環境中の有害成分もたまりやすい場所だと考えられますから。ぜひ葉っぱの付け根だけはしっかり洗う習慣をつけておいてください。

ちなみにあさひや農場で言えばこれからの時期だと畑の周辺のカラマツの細かい葉っぱが溜まりやすいです。