あさひや農場の作業着

自然環境の中で働く農作業では作業着のチョイスはもっとも重要なことです。
単純に作業性や安全性だけでなく毎日着るものなので体への負担も変わってきます。
あさひや農場で働く場合には必ずこの章を読んで用意してきてください。

農場主の作業服。長袖長ズボン高機能インナー、スポーツハーフパンツ、高冷地野菜農家専用長靴「あおぞこくん」、高冷地野菜農家専用防水サロペット。

日本だけでなく世界のどの農場に行っても作業着で一番大きく変わる要素が靴です。ある農場で履いてた履物が別の農場では全く用をなさないということはよくあります。どの農場で働くにせよ、「履物」については必ず問い合わせるのがマストです。
あさひや農場では長靴を利用します。
朝露が多かったり、雨の日、泥の上での作業もあるので地下足袋や靴は不可です。
サイズのあった長靴を用意してください。
長靴の条件で最も重要なのは「軽さ」と「フィット感」です。
よく「耐久性」が重要視されますが、
毎日履くことを考えれば「なるべく疲れないこと」のほうが重要です。
短めの長靴でも大丈夫ですが、その場合泥やゴミが入らないようにスパッツやズボンヤッケを併用してください。長めの靴でカバーの付いてるのがおすすめです。
あさひや農場では私達は高原野菜のメッカ川上村の「あおぞこくん」を愛用しています。参考記事:高原野菜の治外法権地帯川上村の長靴最高 | あさひや農場
もちろん、草刈り作業などを行う場合は鉄心入りの安全靴、トラクター作業中心なら運動靴など余裕があれば作業に応じてこまめに靴を履き替えるのも吉です。

手袋

手袋は3種類くらい使い分けています。アルバイトで来られる方はこの3種類を用意してください。
「薄手の背抜き手袋」出荷作業専用で使います。常に清潔で泥汚れなど無いように使います。薄手なので出荷時の細かい作業に適しています。包丁で手を切らないためにも必須です。
「厚手の背抜き手袋」一般農作業に使います。
「薄手ゴム手袋」定植時に使います。定植時は器用さが必要で、指先が常に汚れるので指先に完全にフィットする薄手のゴム手袋を使います。

この他、厳冬期は防寒手袋、じゃがいも調整時は軍手など使っています。

ツナギ

左より薄手背抜き・厚手背抜き・薄手ゴム手袋

高原農家で何故か昔から着られてるのがツナギです。
重いし、肩も凝るし、夏場はツナギのトンネル効果で体中の熱気が胸元からあふれるのですが、脱いだり着たりが楽なのであさひや農場では3~4月・11月など寒い時期に良く着ますがメインシーズンでは殆ど着ません。
着る場合は夏用の軽くて通気性の良いものがおすすめです。

高機能インナー+カッパorヤッケ

あさひや農場でのメインの服装です。
「軽さ」「速乾性」「UVカット」「コンプレッション」「冷感」などの機能がついた高機能インナー上下にスポーツパンツといったそのままマラソンランナーの服装です。 高原なので紫外線は防ぎたいし、草で切ったり、ブヨに噛まれないためにも長袖長ズボンは必須。黒色紺色は暑いのでなるべく明るい色がいいでしょう。農村では目立つ派手派手な姿ですが絶対オススメです。慣例に惑わされない新規就農者の中でも有機農家を中心にこのスタイルに移行しています。
とにかく疲れにくい、ベタつきにくい、何より「濡れても不快ではない」というのがポイント。
合羽がどんなに防水性高くてもたとえゴアテックスでも、どうしても服は濡れます。高機能インナーを着る1番の目的は「濡れないこと」ではなく「濡れても不快ではないこと」です。綿のシャツなどとは違い濡れても乾きやすく肌触りもよく、ベタつかないので作業性も落ちないのがポイントです。
なおタイツは紐付きがいいです。立ったり座ったりの作業が多いので紐がないとずり落ちてきて不快なので。
購入はワークマンがベストです。安くて高機能なものが種類豊富です。
ワークマンはオンラインショップもあります。

雨合羽とヤッケ

雨合羽はピンからキリです。
ゴアテックスがベストですが高い。
でも、インナーに高機能インナーを着ていれば濡れても不快ではないので雨合羽はワークマンかホームセンターで3000円位のでいいと思います。なるべくベンチレーションが付いた通気性の良いものがおすすめ。
ヤッケはドロなどから汚れを守るために着るものです。雨のときは雨合羽を着ますが、マルチ剥ぎなど汚れを伴う作業時に来ます。汚れを防ぐには雨合羽で代用できますが、晴れの日などは雨合羽だと通気性無く熱く蒸れますのでヤッケで十分です。350円位の安いので十分。高機能インナーの外に着たりします。高機能インナーだけだと長靴の隙間から小石や肥料の粒が入ったりするのでヤッケズボンと相性が良いです。
合羽やヤッケで外を防備して、内側は高機能インナーで快適という組み合わせになります。

マスク

農作業は肥料撒きやら砂埃やらでいろいろ吸い込みがちです。
必要に応じて簡易マスクでもつけることをおすすめします。
使い捨てマスクを用意していますのでどんどん使ってください。

サングラス

あさひや農場は高原で太陽に東京より1kmほど近い上にマルチは白とか銀で地面からの反射もあります。特に定植作業時はずっと下を見ることになるのでサングラス推奨です。若さゆえに気にしない方もいるけど確実に目にダメージは残ります。

フェイスマスク

女性の方はフェイスマスクも推奨です。
帽子やらサングラスやらと併せてかなりテロリストっぽくなりますが、通報されたことはありません。

テロリストでもロボットでも宇宙人でもない分類不能なファッション

帽子

帽子も必須です。「高原では日陰は涼しい」の法則を最大限に活用しましょう。
後頭部まで隠れる帽子が良いです。

メッシュの下地に銀素材が使われた太陽熱反射帽子。もちろん後頭部もガード。
メッシュの下地に銀素材が使われた太陽熱反射帽子。もちろん後頭部もガード。

膝当て

定植作業では膝を付きますので膝当てを使ってください。用意してあります。

腕時計

腕時計はしましょう。「時間を気にしない人」とか「時間を見るのにいちいちスマホを出す人」とか思われると信用に関わります。
防水で薄手の物がいいでしょう。Gショックとか箱詰め作業では邪魔です。


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