有機栽培をしているとどうしても土壌バランスが狂いがちになります。
化学肥料に比べて有機肥料は相対的に肥料成分が不安定ですし、
生産量も上手くあたって爆発的に収量が上がる時なら肥料分はカラカラになりますし、
病気や病虫害での収量不足でしたらその分肥料が残ります。

ましてや1枚の畑で30年もお米だけを作ってるとかならともかく、
数十枚に及ぶ畑で数十種類の野菜を育てているのですから、
なかなか適正な肥料の量を見出すのは熟練の業がいるでしょう。

お医者さんやお母さんが、患者や子供の顔色だけで病状を判断するよりも、
体温計や血圧計、時には血液検査やレントゲンを併用することで
より深くより正確な診断ができるのと一緒で、
私達農家もちょっとした科学の目をもって作物や土壌を見つめます。

その一つが土壌分析です。
いつもは春先に大掛かりな土壌分析をするのですが、
その後にピンポイントで土壌分析をするために今年は簡易な土壌分析キットを導入して見ました。

簡易土壌分析器みどりくん

写真の「簡易土壌分析器みどりくん」は非常に「現場を知っている」分析器で、
非常に使いやすく間違いの少ないシステムになっています。
2分もあれば土壌の4つの要素について簡単な数値を出してくれます。

とはいえ、今年使い始めて、まだ他の人の感想や意見を聞いていないので、
ちょっとその結果に一人で戸惑っています。

簡単に言うと、多くの畑で肥料をやる前、やった直後、作物が生育を終わった直後、
いずれのステージの畑でも
「硝酸態窒素が0、りん酸とカリウムが過剰気味、高pH(カルシュウムやマグネシュウムが残っている)」という傾向があるのです。

一応参考にはしますが、もうちょっとこのキットに慣れる必要がありそうです。
またより精密な検査もしたほうがよさそうです。

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